自分で視力の低下を回復できて、近視・老眼も改善する眼球コロコロ運動について、そのやり方です。
場所はどこでやってもかまいませんが、明るいところのほうがいいでしょう。以下の説明では、指に番号をつけ、親指=1、人さし指=2、中指=3、薬指4、小指=5と示します。
左右の眼球コロコロ運動
- 背すじをすっきり伸ばして、両足を肩幅に開いて立つ。両腕は自然と両わきに垂らし、あごを引いて視線は前方へ向ける。
- ひじをまっすぐにして両腕を前方へ伸ばし、肩の高さまで上げる。
- 上げた両腕を広げ、左右の手首を手のひら側に曲げて、左右の手首と頭が横正三角形を作るようにする。このとき、左右の手の指先をしっかり開き、指先同士が互いに向かい合うようにする。
これで、左右の眼球コロコロ運動の盤丁備は完了です。眼球コロコロ運動は、眼球だけ動かします。顔や首は、動かさないでください。ひじが曲がったり、脱が動いたりしがちですが、そうならないよう、姿勢を維持しながら行います。では、実際に左右の眼球コロコロ運動を始めましょう。
- まず前半は、親指から小指まで、左1→右1→左2→右2→左1→右1→左2→右2→左3→左4→右4→左5→右5と左右の指先をジグザグに進む。
- 後半では小指から親指まで、左5→右5→左4→右4、左3→右3→左4→右4→左3→右3→右2→左1→右1とジグザグに進む
の一連の動きを、できるだけ素早くくり返します。これを正確に一分間行います。一分間の眼球コロコロ運動が終わつたら、目を仙閉じて腕を下ろし、いまやっていた姿をしばらく思い出す訓練も行います。
上下の眼球コロコロ運動
- 背すじをすっきり伸ばして、両足を肩幅に開いて立つ。両腕は自然と両わきに垂らし、ける
- ひじをまっすぐにして両腕を前方へ伸ばし、肩の高さまで上げる。
- 上げた両腕を右腕は上、左腕は下に広げ、左右の手首を手のひら側に曲げて、上と下に広げた左右の手首と頭が縦正
- 斜めの眼球コロコロ運動の場合、上下のとき以上に両手の位置が左右対称にならないので、背すじが傾かないよう注意してください。目の動きに気をとられすぎると指先をきちんと見ることを忘れがちです。指先を見ることに気をとられすぎれば、スピードやリズムが乱れます。
では、実際に斜めの眼球コロコロ運動を始めましょう。
- 先ほどのポーズのまま、前半は親指から小指まで左1→右1→左2→右2→左3→右3→左4→右4→左5→右5とジグザグに進め
- 後半は小指から親指まで、左5→左5→左4→右4→左3→右3→左2→右2→左1→右1と戻りながら、左右の指先を斜めにジグザグに進む。
1~2の一連の動作を素早く正確にくり返します。右手を右上、左手を左下にする訓練が終わったら、次は左右を逆にして同じ運動を行います。それぞれ30秒行い、合わせて1分間続けます。終わったら、目を閉じて腕を下ろし、いまやっていた姿を思い出す想起訓練も行います。眼球運動は集中してやり、想起訓練はリラックスして行います。
左右・上下・斜めを各1分問、1日2回朝と晩にやるのが理想
眼球コロコロ運動をするさい、コンタクトレンズは気にならなければつけていてかまいません。眼鏡の場合、フレームがじゃまになるので、はずして行いましょう。どの眼球運動でも、目が痛くなったり、めまいがしたりしたときは、その日はそれ以上の運動はやめてください。眼球コロコロ運動は、時間のある人は、左右、上下、斜めの運動を1分間ずつ行ってください。さらに余裕がある人は、これを朝晩2回行います。時間のない人は、1日1回だけでもかまいません。もっと忙しいという人は、左右と上下の運動を30秒ずつ計1分間、毎日続けましょう。